国民体育大会スプリント準優勝しました! 近藤寛央
2008年10月14日
9月29日〜10月2日に大分県別府市別府競輪場で行われた国民体育大会に茨城県代表として参加してきました。
この大会は、今年で63回目を迎える伝統ある大会で、広く国民の間にスポーツを普及し、アマチュアリズムとスポ ーツ精神を高 揚して国民の健康増進と体力の向上を図り、併せて地 方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活 を明るく豊かにしようとする目的で開催されています。

私は去年もこの大会のスプリントに参加しましたが、1/8決勝で敗退という悔しい結果に終わりました。この時の悔しさをバネに、「国体優勝!」を目標に掲げ北見先生とトレーニングを開始しました。

大会1日目、スプリント予選。予選はタイムを自己記録の11秒00、最低でも4位以内で上がることを目標としました。しかし、結果はハロン11秒456で7位。自己記録から0.456も遅いタイムでした。もともとハロン予選などの単独でのタイム測定は得意ではないのですが、目標に到底及ばない結果を出したことに悔しさと危機感を持ちました。
しかし、今日は1/8決勝があるのでいつまでも落ち込んでいられません。昔から対戦には自信があったので、うまく自分のペースに持ち込んで格上の選手を倒していこうと決め、自分を鼓舞しました。

1/8決勝の相手は埼玉県の工藤選手。予選順位は9位と私より下でしたが、タイム的には0.04秒しか変わらず、ほぼ同じ力と思って間違いない相手でした。

結果は、勝利!!先行する工藤選手をゴール前僅かに交わしました。

本当に僅差の勝利だったので、心の底から「ヤッター!!」という気持ちが湧き上がり、同時に心の中にあった不安や迷いが一気に吹っ切れた感じがしました。

大会2日目、1/4決勝。対戦相手は奈良県の安福選手。予選タイム11秒361順位は2位と私よりも格上の選手です。

いつもなら予選上位と聞くだけで萎縮してしまう私でしたが、安福選手は対戦が苦手という情報と今までの練習で築き上げた自信、そして昨日の対戦で掴んだ確かな手応えを胸に強気な姿勢で対戦に挑みました。
結果は、またも勝利!!終始私が主導権を握り、インに私、アウトに安福選手の状態で最終バックストレッチからのダッシュ勝負に持ち込んだ後うまくタイミングを外しながらの先行で逃げ切ることが出来ました。
1/8決勝の時とは違い、迷いがなく思った通りにレースを進められたので勝った後は「してやったり!!」と思いました。

大会3日目、1/2決勝。1/2決勝からは2本先取の戦いとなります。対戦相手は宮城県の阿部選手。予選タイム11秒365順位は3位とまたしても格上の相手。しかも、阿部選手は全アマなどの全国大会を優勝している選手。いつもなら過去の戦歴を見ただけで相手に飲み込まれてしまう私でしたが、今大会は思ったように体が動き、思ったようにレースを運べていたので自信をもって戦えました。
結果は、またまた勝利!!しかもストレートで!!1本目は後ろからの攻めで、車間を空けての追走。最終バックストレッチに入ってもペースの上がらない阿部選手を後ろから一気にカマシて4コーナーまで外併走、そのまま直線突き抜けて私の先着。この1本目で私はレースの流れを完璧に掴んだ感じがしました。

そして2本目、またも同じような展開で私の後ろ攻め、1本目と同じようにペースの上がらない阿部選手を最終バックストレッチでインをついてカマシ、最後詰め寄られましたがそのまま逃げ切り、ストレートで勝つことが出来ました。

1/2決勝で全国クラスの選手にストレート勝つことができ、私はとても浮かれていました。しかし、ふと我に返りました。「今大会は何をしに来たのか」「目標は何なのか」をもう一度思い出し、目標はここでは無く明日の決勝で勝つことだということを自分に強く言い聞かせました。

大会最終日、スプリント決勝戦。対戦相手は秋田県の佐々木選手。予選タイム11秒299順位は1位の選手。決勝まできたのだから予選1位の選手と戦うのは当然!臆することなく自分の全てを出し切って戦おうと誓い対戦に挑みました。

1本目、素直な力勝負では勝てないことは分かっていたのでうまく自分の展開に持ち込もうと道中は前で相手を牽制しながらレースを進める。そしてレースが動いたのは最終バックストレッチ。展開としては1/4決勝の安福選手との対戦と同じダッシュ勝負になった。「ここで持ちこたえられれば勝負になる」と思い懸命にダッシュしましたが、あっさりとその上を捲くられてしまい1本目を取られてしまいました。

正直あの展開で負けてしまったのは痛かった。自分が一番得意とするダッシュと戦法で負けたことにより、2本目の作戦が限りなく少なくなってしまったからです。

いろいろと考えているうちに、すぐに2本目が始まる時間になりました。

2本目も1本目と同じく自分が前受けからの展開。何度か揺さぶりをかけてはみたが、佐々木選手は落ち着いており引っかかってくれない。そこで、小手先だけの揺さぶりではダメだと思いラスト1周の鐘とともに6割くらいの力で駆けて1コーナーで上がる揺さぶりをかけてみた。この時の自分の気持ちとしては、佐々木選手が追っかけてきて一緒に1コーナーで上がるといいなと思っていたのですが、佐々木選手は1コーナーで上がることなくそのままスプリント体勢に持ち込みました。

この展開も予想はしていたのですが、自分が持っていきたい展開にはならなかったので少し焦りました。3車身という程よい車間で追走できていたので「ゴールまでには届く!」と思い懸命に踏みました。しかし、佐々木選手はゴールまで伸びっぱなしで結局差すことができませんでした。この負けは完璧に力の差で負けたものでした。

佐々木選手に決勝戦で負けて国体の最終成績は準優勝となりました。

全国2位は私のアマチュアとしての成績では一番良い成績になりました。この成績は、北見先生をはじめ、色々なサポートをして頂いた阿部ことみさん、SUPER-K ATHLETE LABの選手、茨城県チーム、スタッフ
のみなさんのおかげでとることができました。

しかし、私はここで満足する気はありません!!「国体優勝!」を目標として戦っての準優勝で目標を達成できなかったことと、全国には自分より強い選手が山ほどいることを痛感したからです。

やっぱり表彰台の真ん中に立たないと嬉しくないので、プロになってからはもっと勝つことに貪欲になって一生懸命練習して日本一嬉しい思いをしたいです。

応援宜しくお願いします。